単刀直入に、
今回紹介するのはBorder Warという世界最大のサバゲー大会です。
何が世界最大かというと、あらゆる意味で世界最大で、2300人の参加者数で世界記録を樹立したり、サバゲー史上最高数(200機)の空中機動機が配備されたり、同時にかなり高い基準の安全性を誇っていたり、規模も質も文句なしで世界一のサバゲー大会がBorder Warなのです。
でも、
たぶんカタカナで書くとボーダー・ウォーってことになりますが、この単語で検索しても日本語での紹介記事がほぼゼロに近いほど日本ではマイナーなのを知っていましたか?
ふがいないです。
非常にふがいないですよ、日本全国のサバゲーファンのみなさん。
こんなにサバゲーに熱い国なのに、世界最大のサバゲー大会を知らずにいていいんですか?
よくないです。情けないです。
だから、
武器といえば水鉄砲とハエ叩きしか握ったことのない筆者でも手に汗を握らずにはいられないサバゲー大会『Border War』をとことん紹介し尽くしたいと思います!
ちぇこ。
ちぇこ。
すごくかわいいですね、こうやって書くと。
ちぇこ。
わざわざ「ちぇこ。」って書いたのは、頭のネジを外したからではなく、Border Warが「ちぇこ。」で開催されるから。
「ちぇこ。」とは、まさにあの中央ヨーロッパの国チェコ共和国のこと。
Border War公式サイトによると、開催地は“「ちぇこ。」のプラハから車で1時間半の場所”・・・・・・。
単なる事務的な告知で終わらせずに、開催地すら怪しい感じで伝える運営の粋を感じられます。黒い目隠しをされて軍用トラックの荷台に載せられて運ばれる、そんな熱い展開が期待できる告知です。現地集合を不可能にさせるこんな曖昧で怪しい告知は、Border Warならではでしょう。
また、開催日時は“金曜日12時から日曜日のランチ後まで”・・・・・・。
ながい。
泊まり確定です。「ちぇこ。」のプラハから車で1時間半の場所で。
ちなみにBorder Warは年に1度開催されているので、毎年のいつかに、“金曜日12時から日曜日のランチ後まで”開催されるという意味です。日時にも運営の熱いこだわりが感じられます。働いている人も働いていない人も参加できるよ、という親切な配慮です。
ランチはおいしいケータリングサービスで、戦闘中でも戦闘後でもいつでも食べられます。
つまり、
“「ちぇこ。」のプラハから車で1時間半の場所”で、“金曜日12時から日曜日のランチ後まで”開催される世界最大のサバゲー大会がBorder Warということです。曖昧かつランチ推しです。
圧倒的なシナリオ主義
毎年2000人近くを動員し、第5回Border Warでは2300人の参加者数で世界記録を樹立したBorder War。
「あそこの空き地使ってみんなでバンバンやろうぜぇ~」
みたいな生半可なノリでは、わざわざ世界中から人が集まるはずがありません。
40か国以上から参加者を集めるBorder Warの魅力は、その作り込まれたシナリオにあるといっても過言ではありません。しかも毎年異なるシナリオを設定しているので、リピーターへのマーケティングも万全です。
例えば、第1回は90年代の南アフリカでの戦闘。SADFとFAPLA と呼ばれる2つの軍隊の対立を再現したものです。
また、数々の世界記録を樹立した第5回では、ザグラ王国(Kingdom of Zagra)を舞台とし、開戦、均衡、その後の形勢逆転まで、細かく作り込まれたシナリオで参加者を沸かせました。歴代の軍用車両が配備され、参加者はヘリコプターで戦闘地帯まで運ばれるという演出も、サバゲーファンにはたまらないものでしょう。
©Youtube
現地の住民や建物まで、抜かりなく配置・作成し、シナリオに合わせて部族の祭りなどが開かれるのも魅せる工夫です。
サバゲー仲間と一緒に登録しよう!
いちサバゲーファンとしてのあなたが、誇りを失わずにいられる方法はただひとつ。
「サバゲー仲間を集めて、次回のBorder Warへの登録をすること」
じゃあ、
ヨーロッパ観光がてら世界最高峰のサバゲーを体感してみてはいかがですか?
※そのほか細かい規定とか費用とか海外旅行の不安とかは、個人的に処理していただくようお願いします。
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