寒い日、暖房の効いた部屋で毛布にくるまって“ぬくぬく”しているあなた。
笑えるホラー映画を見たら、もっと“ぬくぬく”になれますよ。
夏だけの風物詩かと思ったら大間違い。
冬だからこそ、部屋に籠ってだらけがちな冬だからこそ、笑えるホラー映画でもっとだらけて、もっと温まりましょう!
今日は、3つ、紹介します。
ヤング・フランケンシュタイン(1974年アメリカ)
白黒度:☆☆☆☆☆
ジョーク度:☆☆☆☆☆
フランケンシュタイン度:☆☆
1作目は、もはや神話的な怪物小説、『フランケンシュタイン』のパロディ、『ヤング・フランケンシュタイン』。
主人公は、フレデリック・フレンケンシュタイン、かの有名な怪物を作り出したヴィクター・フランケンシュタインの孫。
脳外科医として医大講師を勤めていた彼のもとに、曽祖父の遺産を継ぐ話が舞い込み、急きょトランシルヴァニアへ向かいます。
その地で祖父の仕事、つまり怪物を作り出す仕事の記録を見つけたフレデリックは、近所の墓場で手に入れた死体を使って新たな生命を作り出すことに・・・。
恐そうなのは雰囲気だけで、全編ジョークで埋め尽くされています。
きわどいのもあります。
そして、最高のオチがあなたを待っています。(ここには書けません)
ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年イギリス)
ゾンビ度:☆☆☆☆☆
ゾンビへの関心度:☆
ゾンビが不憫度:☆☆☆☆☆
ゾンビ映画。
「またゾンビか・・・」
と思ってしまうほど世の中にゾンビ映画は溢れていますが、『ショーン・オブ・ザ・デッド』は一味違います。
街中にゾンビが溢れていくのに、主人公のショーンは特に気にも留めずに、恋人と“より”を戻すことばかり考えています。
友人のエドは放屁に生きがいを見出します。
「免許はあるけど車は持っていない」
というどうでもいい情報が繰り返し登場します。
バスルームで全裸のままゾンビになってしまった人も登場します。
ゾンビ映画なのにゾンビに関心がない人々と過ごす99分。そんな夢のような時間が欲しいあなたにオススメです。
HOUSE ハウス(1977年日本)
理解度:☆
中毒度:☆☆☆☆☆
ネーミングセンス:☆☆☆☆☆
筆者が半年以内に3回見た映画、『HOUSE ハウス』。
誰も言わないけれど、日本映画界の金字塔という呼び名は、まさに本映画にこそふさわしいのだと確信しています。
内容はほぼ説明不可能。
夏休みに“おばちゃま”と呼ばれる女性の家に遊びに行った“オシャレ”(主人公の名前です)とその友達。
友達の名前は、夢見がちなファンタ、がり勉のガリ、武闘派のクンフー、食いしん坊のマック、弱いスウィート、音楽好きなメロディー。
ネーミングセンスが一番ホラーなホラー映画は、あなたを置いてきぼりにして進み、怒涛の88分を駆け抜けます。
見終わった後、頭に残っているのは、始終流れ続けている良く分からないテーマソング、のみ。
良く分からないけれど半年以内に3回見たくなる映画、それが日本の伝説『HOUSE ハウス』です。
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