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芸術の秋は、新たな楽器演奏を習得するのにぴったりな季節です。

けれど、ピアノやギターなどのメジャーな楽器を新たに習っても、“物心つく前から鍵盤叩いてました”とか“思春期からギターひと筋っす”みたいな知り合いが周りに多く、人前で披露しても目立ちにくいのも事実です。

どうせなら、誰も知らないようなマイナーな楽器をマスターして、秋の暮れあたりに周りを驚かせてみませんか?

ストローバイオリン
ストローバイオリン

flyinfiddler.com

バイオリンとラッパ型の管が出会って、ストローバイオリンが生まれました。

「バイオリンの音が金管から出ることで、音量が増幅する」という仕組みですが、雑踏の中で演奏する際に目立つだけでなく、そう遠くない過去にはレコーディング用のバイオリンとして広く使われたといいます。

ヴィオラやチェロ、ウクレレやギターとも組み合わせられるので、好きな弦楽器を選べるのも魅力です。

ストローバイオリン2

{{Infrogmation - CC BY 2.5}}

ぜひ紅葉狩りに興じる人々の後ろで演奏してください。

アルモニカ
アルモニカ

バウムクーヘン、もしくはケバブ――

アルモニカの見た目はとても美味しそうですが、発明者のベンジャミン・フランクリンによって「天使の声」と称されたほど美しい音色を持っています。

音程を調律したガラスを一直線に連ね、串刺しにして回転させることで、優しくなでるようにして演奏します。

アルモニカ2

{{Glogger - GFDL}}

エオリアン・ハープ
エオリアン・ハープ

エオリアン・ハープ、一説によるとギリシャ時代から存在していたといわれるハープの一種。 自然に吹く風によって音が鳴るので、練習する必要がありません。重要なのは、弦の直径と風速。心地良いそよ風の吹く野原に設置すれば、秋の去るのが惜しくなるはずです。

パイロフォン
パイロフォン

Youtube - itanc1

“火のオルガン”、“爆発オルガン”――

やんちゃな異名を持つパイロフォンは、爆発しながら音を奏でるオルガンです。

プロパンやガソリンを燃料に瞬間的な温度上昇や爆発を生み出すことで、船の汽笛のような音から機嫌の悪いカエルのような音まで自由自在に奏でます。

パイロフォン2

{{Edelseider - CC BY-SA 3.0}}

ひらけた場所に設置し、安全に十分配慮した上で演奏するようにしてください。

ハイドロフォン
ハイドロフォン

{{Glogger - CC BY-SA 3.0}}

パイロフォンが“火のオルガン”なら、ハイドロフォンは“水のオルガン”です。

管にたくさん空いた穴からは、水がちょろちょろ噴き出します。

穴を抑える力加減や組み合わせによって音色が変わり、完全に穴をふさがない時にはぴゅーっと噴き出すので楽しいです。

風呂場か公園などに設置し、濡れても良い服装で演奏に臨んでください。

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スタッフからひとこと

最も期待しているのは、パイロフォンとハイドロフォンのコラボ。

もしくは、エオリアン・ハープを掲げて世界中を駆け抜けるパフォーマンス。

ぜひ練習して、敢行してみてくださいね!