明けましておめでとうございます!
いつまでも正月が続けばいいのに・・・
なんで百が日じゃなくて三が日なんだ・・・
新年早々呪いたい気持ちは分かりますが、ぼんやりした頭をすっきりさせて、次の休日目指して平日を生き抜きましょう!
そして、頭をすっきりさせるには、体を動かすのが一番!
もうそろそろ雪も降り始めることでしょう。
子供の頃に楽しんだ“雪合戦”なんかどうですか?
懐かしいですね。
でも、知っていましたか?
あれ、実は、遊びじゃないんですよ。
プライドの火花巻き散る、本当の闘いなんですよ・・・。
雪合戦、否、YUKIGASSEN
雪合戦は遊びじゃない、闘いだ――
何も根拠が無くこんなことを言っているわけではありません。
雪合戦の大会は日本各地で、厳しい日本雪合戦連盟公式ルールにのっとって行われます。そして、いまやYUKIGASSENという名で海外でも親しまれ、世界大会には雪合戦を愛する人類が、人種・年齢・性別の垣根を超えて、雪玉を手に汗と涙を流し合います。
毎年2、3月に、北海道の昭和新山にて開かれる世界大会が有名です。
新しいスポーツの話をしているのではありません。
子供の頃、友達と雪玉を投げ合って遊んだアレです。
石を中に入れる子とかがいて、時々シャレにならないほど危なかったアレです。
アレは今、YUKIGASSENという世界共通語のもと、正真正銘のウィンタースポーツとして認識され始められているのです。
本能から競技へ
“雪を丸めて投げ合う行為”を雪合戦と呼ぶならば、何も日本由来のものではありません。
雪を丸めて投げ合う行為は、もはや人間の本能と言っても過言ではなく、“眠かったらあくびする”、“玉ねぎ切ったら涙する”レベルの本能です。
実際、スポーツと呼ぶにふさわしい大規模な“雪合戦行為”は、歴史上幾度となく目撃されており、1863年アメリカ市民戦争中、
ノーザンバージニアにて9000千人の兵士が雪を丸めて投げ合ったという有名な逸話があるほどです。
しかし、YUKIGASSEN以前の“雪を丸めて投げ合う行為”は、自然発生的であり、
スポーツと呼ばれるほど統括・運営されたものではなかったことも事実です。
日本雪合戦連盟公式ルールによると、フォワード4名、バックス3名、補欠2名、監督1名の計10名を基本として1つのチームが成り立ちます。
各陣地内には複数のシェルターが設置され、隠れ、狙い撃つ、一瞬の油断も許されない
駆け引きが繰り広げられます。
相手陣地内にあるフラッグを抜くか、相手競技者全員に雪玉を当てれば、勝利が決まります。
競技に使われる雪玉は、国際雪合戦公式の“雪玉製造機”
によってつくられ、各チームそれぞれ90個の持ち玉で闘います。
環境により雪が手に入らない時でもYUKIGASSENは楽しまれ、草原雪合戦やビーチ雪合戦もウソみたいなホントの話です。
特別な機械がなくても、道具がなくても、普段の雪合戦も公式ルールでやってみると、おもしろいかもしれません。
画像出典:一般社団法人 日本雪合戦連盟
国際雪合戦連合(日本、カナダ、ベルギー)
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