世界中で雪不足が心配されていますが、氷祭りは今年も通常営業です。
世界3大氷祭りと言えば、さっぽろ、ハルビン、ケベックですが、世界3大じゃないけれど、どこよりも熱い氷祭りがあるんです。
“目立たないけれど、熱いもの”
そういうの、無性に気になりますよね?
アイスマジックフェスティバル――カナダ
国土の多くが北極圏に属するカナダは、最低気温マイナス63度が観測されたほど寒く、ふわふわの雪がもさもさ降ります。
雪の豊かなカナダで開かれるのは、アイスマジックフェスティバル(Ice Magic Festival)。
世界3大氷祭りにも数えられる同じカナダのケベック・ウィンター・カーニバルにも、ひけを取らない芸術的な空間で、観光客を惹きつけています。
広大なバンフ国立公園内で開かれるこの氷祭りは、20年以上の歴史を持ちます。
毎年世界中から2名10チームが選ばれ、34時間以内にそれぞれの作品を創り上げます。
与えられるのは15個の氷の塊。
足していいのは水のみ。
限られた条件の中、たった15個の氷の塊が月の妖精に、ケンタウロスに、竜に姿を変える様子は、じっと夢中になって見入ってしまうことでしょう。
【2016年開催時期】
1月14日〜17日
カルガリー国際空港からバスで1時間ほど
世界アイスアート大会――アラスカ
カナダよりももっと北に位置し、世界の氷河の半分があるアラスカでも、当然のごとく氷祭りが開かれます。
世界アイスアート大会(World Ice Art Championships)。
アラスカの都市フェアバンクス、中心部の公園内に会場は位置し、街を散策するついでに美しい氷像をたくさん見られる、手軽に贅沢過ぎる体験が出来ます。
作品を生み出すのは、4人1組のチーム、もしくは、個人。
チームからは、神話やおとぎ話を元にした規模の大きな氷像が生み出されます。
しずくを撫でるような妖精も。
夜風を切って踊るバレエダンサーも。
個人からは、チーム作品ほどの規模はないものの、繊細で、独特の世界観を映し出した氷像が生み出されます。
すけすけの人体も。
並みじゃないバランスを見せつける人も。
当日は、犬ソリ体験や氷像作りが出来る予定だとか。
冬のアラスカ旅行を家族で楽しむなら、アイスアート大会は外せません。
【2016年開催時期】
2月29日〜3月27日
フェアバンク国際空港からが便利
アイスオンホワイト――カナダ
最後の氷祭りは、またしてもカナダから。
アイスオンホワイト(Ice on Whyte Festival)。
同国のアイスマジックに負けず劣らず盛大に開かれる本大会にも、多くの彫刻芸術家が集います。
アイスマジックと同じく、与えられる氷の塊は15個。
制限時間は35時間。
審査員による評価のみならず、見物客による投票も出来るのが特徴です。
会場のあるエドモントンには日本全国から飛行機でひとっとび。
さっぽろやハルビンとは一味違った、熱い氷祭りを味わいたい方におすすめです。
【2016年開催時期】
1月21日〜24日 / 28日〜31日
エドモントン国際空港から高速ですぐ
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