ある日、日曜大工に目覚めたミスタービーン。
ホームセンターで大量に道具を購入するも、愛車のミニにはとても入りきれないことが判明。
「レシートがあるし、まだ返品も出来るか・・・」
なんていうせこせこした考えは、ビーンの頭の中にはありません。
全部持って帰ります。
その結果、屋根の上に置いたソファに座り、ロープをハンドルに巻き付け、モップの柄を窓から挿してアクセルに押し込ながら帰宅するという天才ぶりを発揮するのでしたが・・・
(第10話『ミスター・ビーンの日曜大工』Do-It-Yourself, Mr. Beanより)
そんな有名な場面が目に浮かぶミスタービーンの愛車が“77年製MK IV British Leyland Mini 1000”。
クラシック・ミニと呼ばれるイギリスの一般車ですが、
ミスタービーンを演じるローワン・アトキンソンも実は大のクルマ好き。
劇中からは決して想像できない、ローワン・アトキンソンの高級車コレクションがこちらです!
マクラーレンF1
出典:blog.dupontregistry.com
1997年、初の映画版ミスタービーン『ビーン(Bean)』
興業的大成功を祝い、ローワン・アトキンソンは、6.1リッター V12エンジン搭載のスーパーカーマクラーレンF1を購入しました。
当時の日本円で1億円。わずか64台だけがロードカーとして発売されました。
出典:thesupercars.org
公式記録された最高時速は391km。
登場から20年以上経った今でも、速度においてはトップ10に入り続けています。
さらに驚くべきなのは、実際の自動車レースF1においても常にトップクラスの記録をだしているということ。
出典:telegraph.co.uk
本人もうんざりするほどメディアのネタにされるのが、マクラーレンF1の大破事故。
ローワン・アトキンソン本人には奇跡的に怪我はありませんでしたが、もう1台は余裕で買えてしまうほどの修復費用がかかってしまいました。
そして、事故はそれっきりではありませんでした。
何度も事故を繰り返し、2015年、ようやく売却を決めました!
売却価格はなんと15億円!
教科書にしか存在しない数字ではなかったんですね!
アストン・マーティンV8ザガート
レトロな外観が、一部の車マニアを刺激して止まない、アストン・マーティンV8ザガート。その一部の車マニアの1人がローワン・アトキンソンです。
V8エンジン搭載、最高時速は299km。
007のボンドカーに採用されたことでも有名なイギリス自動車メーカーアストンマーティンと、イタリア自動車デザイン集団ザガートのコラボ。
そんな素敵なレトロ車に目をつけたローワン・アトキンソンは1998年、3千万円近くをかけて右ハンドルを特別発注。2008年にオークションで手放すまで、彼の大切なコレクションの1つでした。
クセのあるボンネットは、全ての人の心を捉えないでしょう。
でも、もしあんなにクセに満ちたミスタービーンがクセのない低脂肪牛乳みたいな車に乗っていたら、それはそれで戸惑いを隠せないはずですね!
ホンダ シビックハイブリット
出典:bornrichimages.com
夢の世界のスーパーカーだけでなく、ホンダのハイブリッドという堅実な選択もするのがローワン・アトキンソン。
ここにきて、少しミスタービーンらしさが垣間見えます。
実はホンダ製の車は数台所有しているという噂。
出典:equipboard.com
体1つに対してハンドルの数が多すぎるだろう、とつぶやいてしまいたくなりますが、彼の自動車好きは9歳の頃父親のトラクターを運転していたのがきっかけ。
ローワン・アトキンソンが所持してきた車は、ルノー5GTTurbo、ホンダNSX、AudiA8、ローバー・メトロ、シュコダスペルブ、など錚々たるもの。
ただ唯一ポルシェだけは持たない主義だそう。
車庫に並べるだけでなく、運転を心底楽しんでいるローワン・アトキンソンの姿を見ていると、なんだか素敵に思えてきますね!
出典:praguepost.com
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