バイカー

免許は持っていませんが、バイクはかっこいいと思います。

2人乗りの後ろでおとなしく座ったことしかありませんが、それだけでもかなり興奮したのを覚えています(名前は分かりませんが、カワサキの黒い何かだったことは確かです)。

バイクを運転したことのない僕にとって、バイクは2輪の悪魔でしかありません。

乗りこなして、タイヤをクネクネさせたり、笑いながらツーリングしたりしている人を見ると、バイクとは、超人の域に達してしまった人類のために残された最後の娯楽だと、そう確信せずにはいられません。

おっかない人に「バイク、ウンテンシロ!ハヤク!」とか命令されたら、寝起きで竹馬に乗らされるよりも恐ろしい心地がして、最悪の場合、個人的なオイル漏れもまぬがれないはずです。

ある日―― そんな僕の前に、カミは舞い降りました。

三輪バイク1

カミは3つの車輪を持っていました。

バイクに憧れる無免の人々は、カミを“3輪バイク”と呼び、救い主として崇めました。

今日は、そんな神々しい3輪バイクの讃美歌的なお話です。

カミは安定性を体現する

三輪バイク2

3輪バイクの神々しさは、安定性から生まれます。

2輪バイクを運転する困難さは、気を抜けば車体が倒れる点に起因します。

“進むか、倒れるか”――2輪バイクを運転するということは、そんなスパルタ精神論的スポコン物語を生きることと等しいのです。

三輪バイク3

しかし、3輪バイクは停車中も低速走行時も、足で車体を支える必要が全くなく、バイクに乗りたい初心者の不安を根こそぎ取り除き、2輪バイクの運転が困難な人にもとことん優しいのです。

揺るぎがたき神々しさです。

愛です。カミの息吹です。。

ただ、広い車幅を持っているため、2輪バイクが通り抜けられるような狭い場所は通れないことがあります。

カミは試練も与えます。

ジャパニーズ使徒、トリシティ

大きいトライク

3輪バイクには色々な種類(以下、使徒)がありますが、前一輪後二輪の使徒が一般的でした。

ですが、“前一輪後二輪”神話は、2014年、ある1人の使徒の到来により、一夜にして覆されることとなります。

その使徒の名は、トリシティ。

日本の3輪バイク教徒が集まるヤマハ発動機株式会社が生みの親です。

トリシティ

前二輪後一輪への変化は、単なる表面上の変化。

重要なのは、フロント2輪が独立して傾くということ。

道の変化に合わせて車輪が動き、安定性と軽快さはパラダイス級です。

トリシティ2

また、天空を駆るにふさわしい流線型の車体は、使徒到来まで3輪バイクの持っていた“やぼったさ”を拭い去り、デザインと3輪バイクが共存し、高め合えることを人々に教えてくれるのです。

ジャパニーズ使徒トリシティが切り開いた大3輪バイク時代

3輪バイクの世界にあるのは、進化の道のみ。

身震いするくらいかっこいい使徒が、世界中に到来しています。

世界の三輪バイク1

世界の三輪バイク2

世界の三輪バイク3

画像出典:

ヤマハ発動機株式会社

Adiva

Harley-Davidson

Peugeot Motocycles

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スタッフからひとこと

最後にちょっと現実的に、免許のはなし。

ジャパニーズ使徒トリシティは、2016年2月現在、『AT小型限定普通自動二輪免許』以上の二輪免許で運転が可能です。

数年前までは普通自動車免許で運転が出来ていましたが、現在は排気量に応じたオートバイの免許が必要になりますので、事前に確認しておきましょう!