懐中時計1

懐中時計――

英語でもPocket Watchと呼ばれ、その名の通り懐、ポケットの中に入れておく時計という意味ですが、いったいどこに入れるのでしょうか?

実は正解は1か所ではなく、チェーンをどこかにひっかけることができ、自分にとって使いやすければその場所が正解です。

代表的な場所は、胸ポケット、ジャケットの内ポケット、スボンのポケット、大切なのは自然に収めることで、肩を張らずにカジュアルに使用できる時計なのです。

ウィンストン・チャーチル

ウィンストン・チャーチル/懐中時計は富裕な紳士の象徴でした。

ですが、時計を読むために手がふさがってしまうことや、超高級感や時代錯誤感が原因で、懐中時計を持つ人は減り、腕時計にその座を奪われました。

(その腕時計ですら、近年は携帯電話に座を脅かされています)

それでもあえて懐中時計を愛用する人はいます。

では、何故使い続ける人がいるのでしょうか?

今回は、懐中時計の魅力と共に、人々が魅了される秘密を探ってみましょう。

懐中時計2

カチカチ、コチコチ

懐中時計3

懐中時計の醍醐味は、コチ、、コチ、、コチ、、と時を刻む音にあります。

音の大きさや種類も懐中時計1つ1つによって異なります。

耳をくっつけないと聞こえないものも、静かな場所であれば離れていても聞こえるものもあります。

コチコチ音が気になって眠られないのではないかと思っていませんか?

手に持ってみると分かるのですが、目覚まし時計などの刺すような細かい音ではなく、心臓の音を聞くような安心感が得られます。

刺すような音の理由は、目覚まし時計や一般の時計に使われているクォーツ式の仕組みにあります。

1秒ごとに針が動き、そのたびに音が鳴るようになっています。

懐中時計4

ですが、懐中時計で主流の機械式、(クォーツ式もありますが)は、内部にある脱進機の爪石とガンギ車がぶつかるたびに音を出しています。

1秒ごとに鳴るのではなく、一定のリズムで、内部の仕事に合わせて鳴るので、わずらわしくはありません。

クォーツ式みたいに1秒を細かく教えてはくれないけれど、機械式は時間を運ぶために頑張る時計の音を聞かせてくれます。

定期的に自分の手で巻いて時計の命を保っているのも相まって、愛着と自然さで懐中時計は人々に安心感をもたらすのかも知れません。

忙しい人のための懐中時計

ハーフハンター

ハーフハンター/ナポレオン

懐中時計には高級感があり、丁寧に扱うことで愛着がわいていくというのは、こだわりの物を愛するセカイモンユーザーの方々には分かる感覚だと思います。

けれど、やっぱり忙しいし、不便だし、腕時計の方が何倍も便利。

その気持ちもわかります。

そんな方のためには、ハーフハンターがおすすめです。

別名“ナポレオン”

多忙に過ごした、かの軍人ナポレオン・ボナパルトが愛用したことで有名です。

蓋の真ん中に穴が空いているので、時間を読むためにわざわざ蓋を開ける必要がない。

けれど蓋がついているので、ケースが傷つく心配もありません。

エイブラハム・リンカーン

エイブラハム・リンカーン/奴隷解放の父

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スタッフからひとこと

おしゃれで、高級感が漂い、他人とは絶対に被らない懐中時計。

「忙しいから、腕時計を・・・」

本当にそうでしょうか?

実は、腕時計があなたを忙しくしているのかも知れませんよ?